何を買ったのか?その答えは「万年筆」です。
ペンや紙は結局全部を"かまって"あげられないので、物欲のままに買わないようにしています。とはいえ我慢も限界がある。というわけで新しい万年筆を購入しました。
TI MAZE 「TTi-110」
それがこちら。香港のメーカーTI MAZEの「TTi-110」というプロダクトです。




見てわかるように、モチーフは竹。あまり見ないタイプの珍しい形で、Twitterで見かけて衝動買いしてしまいました。
クラウドファンディングで購入
とはいえ、実は衝動買いしてから手元に届くまでけっこうな時間がかかっています。というのもこの商品は文具屋で手に入るわけではなく、インターネット上のクラウドファンディングサイトで支援するという形でないと購入できないから。
1本安くても10,100円という価格にも関わらず、145人ものパトロンから支援をうけ当初の目標金額を大きく上回って、6月9日締め切られました。
そこから発送の遅れなどもあって、8月16日に到着。CFに支援したのは初めてでしたが、ECで予約商品を注文するのと感覚としてはあまり変わらないですね。
書き心地は合格
竹状のボディは見た目の美しさのみならず、持ちやすさという面でもメリットがあります。実際使っていても変に力まず書け、手に馴染みます。
ペン先はSchmidtというドイツ製。私はEFを選んだのですが、インクフローに問題はなく、細いながらもよどみない筆記が可能です。

ただこの美しい万年筆はデメリットも。
個人的にTTi-110の抱える最大の弱点は、転がりやすさです。
製品ページには、
Bamboo Pen TTi-110トップ部分の斜面で縁取ったノットは、ただ形がユニークなだけではありません。この構造が縦方向の重心をずらすことにより、直線部分がない「TTi-110」も簡単にペンが転がらないよう設計されています。
と記されており、実際何もない平らな面で静止しているときには転がりません。しかし、ひとたび力が加わると コロコロコロコロ…… と転がっていきます。
私はトラベラーズノートを使っていて、ページの間にペンを挟むのことが多いのですが、TTi-110はページの傾斜で転がっていくので多少不便。
あとはクリップもないので、そこも不便ではあります。けれどもオシャレは我慢。
竹の外観を損なわないためにも、この不便さは必要なコストと言えるでしょう。
日常的に使えるか?
とりあえず今は、サファリを一旦脇において、TTi-110をメインに据えています。
飛び抜けて良いわけでもありませんが、使いづらさがあるわけでもありませんから、普段遣いにはまったく問題ないと思われます。
眺めているだけでも楽しい万年筆があるというのは良いものですね。